今、中国のネットユーザーは、モバイルアプリの「微信(Wechat)」を使って、ルイ ヴィトンやグッチ、シャネル、ディオールなど有名ブランドのバッグをレンタルすることができるという。英BBC(電子版)の報道を引用して参考消息網が伝えた。
レンタル料金は、バッグの品質とタイプにより異なり、99元(約1660円)から1878元(約31500円)と様々。このサービスを展開する高級バッグレンタルのプラットフォーム「抖包包」によると、顧客はレンタル料とは別に、商品価格の30%から50%の保証金が必要となる。
「抖包包」の創始者である程凱文氏は6月、「このレンタルシステムは、経済的で環境にも優しいという2つのメリットを備えている。また、中国の消費者が、飽和状態に向かっている市場において、偽物と本物の区別がつけられるようサポートできる」と語った。
2016年12月、Eコマース大手アリババが、米国の「偽造品市場ブラックリスト」入りした。米関連当局によると、アリババのプラットフォームが「ハイレベル」の偽造品を販売したためという。
米国と日本では、すでに贅沢品のシェアサービスが普及しているが、中国のSNS新浪微博(ウェイボー)上では、このようなビジネスモデルが中国でも成功するかどうかは極めて疑わしいとする意見もある。
あるネットユーザーは、「中国では、自転車、スマホ充電器、傘、さらにはボールカートに至るまで、レンタルサービスがすでに展開している。今後、どんなシェア商品が誕生するのだろうか?」とコメントしている。
また、あるネットユーザーは、「我々がプライベートジェットをレンタルできる日も、いつかやってくるのだろうか?」と投稿した。
(人民網日本語版)
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