新華網北京6月12日 習近平国家主席は9日、カザフスタン・アスタナで上海協力機構(SCO)の加盟国首脳理事会第17回会議に出席し、『団結・協力し、開放的・包容的、安全・安定且つ発展・繁栄した共同のふるさとを創り出す』と題する重要談話を発表した。
これに対し多国の専門家は、まさに運命共同体の理念がSCOのメンバーを緊密に繋げており、習主席の演説は時宜にかない、計り知れない意義に富んでいると次々に表明している。専門家たちは、習主席の運命共同体構築に関する理念は、人類社会の発展に光明の道を指し示し、「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)の構築は、地域ひいては世界全体の安全と経済にとって重要な意義を持つとみなしている。
パキスタンの持続可能な開発政策研究所(SDPI)のサリム(音訳)主任は、次のような見方を示している。団結と協力は力と効率の高さの源で、SCOは世界人口の4分の1をカバーしている。皆が一致団結し、共通の目標に向かって揺るぎなく前進することができれば、SCOは世界で最も力を備えた機構の一つとなるだろう。パキスタンとインドがSCOに加盟した後も、このような行為準則を遵守し、敵意を持たずに問題を解決していくべきだ。
ロシア科学アカデミー極東研究所のワシリー・カーシェン上級研究員は習主席の談話を拝聴した後、次のようにみなしていた。SCOの安全保障協力は著しい成果を上げ、SCOの対テロ機構の枠組みのもと、各メンバー国が効果的な協力を行った。インドとパキスタンがSCOに加盟してから、当機構内では各国の対テロ協力への意義が一層際立った。また、カーシェン上級研究員は、毎年実施されているさまざまな対テロ演習も非常に重要だと強調していた。
アフガニスタン人の政治アナリスト、ジャファル(音訳)氏は、次のように語っている。「一帯一路」構築は地域ひいては世界全体の安全保障と経済にとって重要な意義を持つ。「一帯一路」は地域ひいては世界全体の相互接続を確保し、一部の国の貧困脱却やテロ消滅を支援することが可能だ。アフガニスタン人民は平和を愛し、平和と発展を差し迫って必要としているので、長期的に見て、我々はその中からきっと利益を得ることができるだろう。
ウズベキスタン・タシケント国立東洋学大学のアンリ・サラボフ(音訳)教授は次のように述べている。実務的協力の深化は当地域に適用するだけでなく、世界的な意義があり、世界の安定と発展に役立つ見通しだ。「一帯一路」構築と関連各国の発展戦略の連結は、貿易障壁の解消に役立ち、当地域で強大な経済エネルギーを形成し、各国の協力と相互信頼を促進するだろう。(参加記者:魏良磊、周良、胡暁光、白純、盧樹群、沙達提、王晨笛、劉天)
(新華社より)
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