新華網北京6月14日（記者郝亜琳）外交部の王毅部長は13日、北京でパナマ共和国のサインマロ副大統領兼外相と会談した後、共同記者会見を行った。
王毅外交部長は次のように表明した。私は先ほどサインマロ副大統領兼外相と『中華人民共和国とパナマ共和国の外交関係樹立に関する共同コミュニケ』に署名したばかりだ。この共同コミュニケの中で、パナマ共和国は、世界にはただ1つの中国しかなく、中華人民共和国政府が全中国を代表する唯一の合法的な政府であり、台湾地区は 中国の領土の不可分の一部であることを承認している。パナマ共和国政府は即日より台湾側とのいわゆる「外交関係」を断絶し、台湾地区とは今後いかなる政府関係も発生せず、いかなる政府関係者の往来も行わないことを承諾する。
王毅外交部長は、これにより、中華人民共和国とパナマ共和国は共同コミュニケに署名した日から相互に承認し、外交関係を確立することを決定する、と指摘した。これは歴史的な時刻で、中パ関係は新たな１ページを開いた。王外交部長は次のように表明した。パナマはラテンアメリカの重要な国だ。中国人民はパナマ人民との伝統的な友誼を大切にしている。バレラ大統領及びパナマ政府が行ったこの重要な政治的決断は、パナマの国家と民族の根本的利益に完全に一致し、時代が発展し進歩する流れと完全に一致し、また国際社会が形成する「一つの中国」の構造と完全に一致する。中国政府と人民はこれに対し高く賞賛し、熱烈な歓迎の意を表す。
王外交部長は更に次のように指摘した。160年余り前、第1陣の華人を乗せた船が苦難を経て太平洋対岸のパナマに到着したところから、双方の往来における100年の変転のプロセスが始まった。160年後の今日、中国・パナマの友誼の船が紆余曲折を経て正しい航路へ入り、新たな征途へとまい進しつつある。私は双方の共同の努力のもと、中国とパナマの関係がきっと明るい未来を迎えることができると信じている。
（新華社より）
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