6月12日、中国の李克強国務院総理は北京の人民大会堂で中国を公式訪問するルクセンブルクのベッテル首相と会談した。会談する前に、李克強総理は人民大会堂外の広場でベッテル首相のために歓迎式を行った。
新華網北京6月13日(記者/侯麗軍)国務院の李克強総理は12日午後、人民大会堂で中国を公式訪問中のルクセンブルクのベッテル首相と会談した。
李総理は次のように表明した。ルクセンブルクは欧州連合(EU)における中国の重要なパートナーだ。中国とルクセンブルクは国交を樹立して45年にわたり、一貫して相互尊重や平等な待遇を堅持し、二国間関係は長期的かつ健全に発展しており、中欧関係の発展にも模範的役割を果たしてきた。中国側はルクセンブルク側と相互補完の優勢性を発揮し、両国の貿易投資、金融などの分野における協力を強化して、より多くの人文交流プラットフォームを構築し、人的往来に一層の便宜を図って、中国・ルクセンブルク関係の長期的発展の民意基盤を固めていけるよう望んでいる。
李総理はまた次のように指摘した。中国はEUとの関係発展を非常に重視している。当面の国際政治・経済情勢のもとで、中欧双方は貿易投資の自由化と利便化を促進し、経済のグローバル化がより包容的に広く恩恵を与える方向へ発展するよう推進し、国連憲章と世界貿易機関(WTO)が定めるルールを含む国際秩序を維持する積極的なシグナルを共同で発信して、中欧関係と協力の安定的な発展のために有利な環境を創造していくべきだ。
ベッテル首相は次のように表明した。ルクセンブルク・中国の両国は伝統的な友好関係にあり、互いの関係が相互信頼に基づいて確立されている。ルクセンブルク側は中国に対する友好政策を堅持し、中国側と貿易投資、金融、宇宙空間技術、鉄鋼、航空、通信などの分野における協力を深め、人文交流と人的往来を拡大させ、ルクセンブルク・中国関係の絶え間ない発展を推進することを望んでいる。そして、ルクセンブルク側は自由貿易と多国間主義の推進を主張し、中国側と意志疎通や協調を強化して、世界的な課題に共同で対処できるよう願っている。また、ルクセンブルク側は欧中の未来に向けた、より緊密な関係の構築を見届けられるよう望んでおり、そのために積極的な役割を果たしていきたい。会談後、李総理とベッテル首相は、双方の社会保障、金融、航空、映画・テレビといった分野での協力文書の締結に共同で立ち会った。
(新華社より)
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