新華網モスクワ6月6日(記者/魏忠傑)ロシア国防省のボリソフ次官はこのほど、国防省は2025年までに4隻の949A型「アンテーイ」級原子力潜水艦に巡航ミサイル「カリブル」を搭載すると表明した。
ロシアメディアの報道によると、ボリソフ次官は3日、ロシア極東地区で「ズベズダ」造船所を視察した。この造船所で「アンテーイ」級の原子力潜水艦「イルクーツク」のアップグレードと改造が進められている。ボリソフ次官はこの原子力潜水艦のアップグレードと改造は、2021年に完成すると述べた。ロシアの国家装備計画によると、2018年から2025年までに、3隻の「アンテーイ」級原子力潜水艦のアップグレードと改造が許可されている。
ボリソフ次官の説明によると、改造後に、潜水艦はシリア戦場で高精度な攻撃を実現した巡航ミサイル「カリブル」を搭載し、現行の対艦ミサイル「オニキス」と取り換える。巡航ミサイル「カリブル」は、旧式の対艦ミサイル「グラナイト」と比べて小型で、原子力潜水艦のミサイル発射装置を改装後、搭載可能な巡航ミサイルの数量を72発に増加できる。
ボリソフ次官は原子力潜水艦のミサイル機種を更新する以外に、関係艦載設備も交換する予定で、アップグレードと改造後に、原子力潜水艦により高度な作戦性能が備わると説明した。
(新華社より)
推薦記事: