新華網北京5月25日(記者/柳絲)2000年以上前に、「平和協力、開放包容、相互学習と相互参考研究、互恵・ウィンウィン」の古代シルクロードが東西を繋ぎ、沿線地域の発展と進歩を促進していた。そして、4年前に中国が「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」構想を提起してから、人々はこの「ミルクとハチミツが流れる」頃の繁栄の記憶を再び呼び起こし始めている。
歴史から未来へ向けてまい進する。終了してまもない「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」国際協力サミットフォーラムが、歴史の精神を伝承し、4年間の経験を総括し、未来への発展を展望して、「一帯一路」を「平和の道、繁栄の道、開放の道、革新の道、文明の道」に建設させるという美しい絵巻を創造的に描いたことは重大な意義があり、人々に奮闘を促している。
「5本の道」を提起したのは、「世界はどうしたのか、我々はどうしたらいいのか」に対する中国の答えであり、「平和の赤字、発展の赤字、ガバナンスの赤字」という厳しい課題を解決するための方向性とルートだと言える。
当面の世界では、課題が頻繁に生まれ、経済成長の原動力が足りず、発展のアンバランスという溝もあり、更には世界的な安全への脅威もあることから、自分の都合だけを考えたり独自に解決することのできる国は一つもない。中国が提起した「一帯一路」構想の目的は、つまりウィンウィンと共有の発展を実現させることだ。これは歴史の流れの延長であり、未来に向けた選択でもある。
約4年間にわたり、世界の100余国と国際組織が積極的に支持・参与し、国連総会や安全保障理事会などの重要な決議に続けざまに書き込まれ、インフラ整備のネットワーク化が初歩的形成し、民衆がすでに実際の利益を得始めている……これらの実り豊かな成果は、「一帯一路」という各国の人民に幸福をもたらす世紀的プロジェクトが、ますます幅広い承認を得ていることを明らかにしている。今回のサミットフォーラムでは更に5大テーマ、76件の大型プロジェクト及び270項目余りの成果が実を結び、「一帯一路」の協力分野がますます広く、協力の程度がますます深くなっている。
国連のグテーレス事務総長は、「一帯一路」構想は国際的な発展という共通のビジョンに根ざし、計り知れない莫大な潜在力を持っていると述べた。
米国クーン基金会のロバート・クーン会長から見れば、中国の5大発展理念は「一帯一路」の理念を貫いている。クーン会長は、次のように述べている。5大発展理念は今、中国社会を変え、経済のバランスのとれた発展を促進しつつある。同様に、「一帯一路」も発展途上国のインフラ整備を改善し、バランスのとれた世界経済を促進することができるだろう。「これは中国が人類・文明に貢献する真の、オリジナリティーある、開拓性を持った方案です。」
歴史に根付き、未来に向かう。中国を起源とし、その利益が世界に及ぶ。「一帯一路」は「5本の道」の同時発展を推進し、世界的な範囲内で経済的要素と発展のための資源を統合し、世界的な課題に全力を挙げて対応して、平和と安寧、共同発展の素晴らしい未来へ手を携えてまい進させるだろう。
(新華社より)
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