新華網プラハ5月13日(記者/王義)近く北京で「一帯一路」国際協力サミットフォーラムに出席するチェコのゼマン大統領はこのほど、中国メディアの取材を受けた際に、中国が提唱する「一帯一路」建設は「現代の偉大なる構想で、伝統への回帰でもある。」と述べた。
ゼマン大統領は次のように指摘した。「一帯一路」構想はチェコと中国の二国間協力を深化するために機会を提供し、チェコと中国の双方は「一帯一路」に積極的に参加するために多くの努力を払った。ゼマン大統領が中国を訪れてサミットフォーラムに出席する主な目的は、「一帯一路」建設の進展状況を把握することで、「一帯一路」で中国と欧州がつながるプロセスで、チェコと中国も結びつくことも望んでいる。
チェコは新中国を最も早期に承認し、そして国交を樹立した国の一つであり、中東欧地域及び「一帯一路」沿線の重要国だ。チェコと中国の両国は2015年末に「一帯一路」共同建設に向けた政府間の了解覚書に署名し、潜在力を継続的に発掘することで、製造業、原子力発電、金融、航空、ナノメートル、生物などの分野の交流と協力を開拓している。
ゼマン大統領は次のように説明した。チェコと中国の両国は一連の協力協定に署名し、チェコは特に航空分野で、中国のパイロットに訓練を実施している。また、チェコと中国の両国が戦略的パートナーシップを確立してから一年余りに、チェコを旅行する中国人観光客が倍増したことも大変、喜ばしいことだ。
中国-中東欧諸国の協力(「16+1協力)は、中国と中東欧諸国が伝統的な友誼を深め、実務的な協力を拡大するために共同で創設する新しいプラットフォームであり、中国と欧州の全面的な戦略的パートナーシップの重要な一環であり、有益な補充でもある。チェコも「16+1協力」の積極的な参加国であり、先駆者の一つでもある。
ゼマン大統領はまた、次のように提案した。中国と「16+1協力」のプラットフォームを利用し、「一帯一路」建設を推進し、各国のためにより多くの協力の機会を提供することを希望する。例えば、インフラ建設、双方向貨物交流などの分野で、各国企業は大いに力を発揮できると同時に、コネクティビティにおいても、中国と中東欧諸国の人員の往来により多くの利便性が実現する。
(新華社より)
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