新華網北京4月27日(記者/孫辰茜)中国外交部の耿爽報道官は26日の定例記者会見で日本の『外交青書』の中国に関する内容について回答した際、中国側は中国の主権と安全に挑戦するいかなる行為にも引き続き断固として対応していくと表明した。
ある記者が次のように質問した。報道によると、日本・外務省は25日に2017年版『外交青書』を閣議に提出し、中国が「透明性を欠く形で」軍事費を増やし、軍事力を強化したことに注目している。そして、中国の東中国海、南中国海での活動に対し、日本側は一方的な現状変更を試みていることに反対し、中国公船が釣魚島海域に頻繁に「侵入」している行為に「毅然」且つ冷静に対応していく、と伝えている。また、同青書は、日中関係は最も重要な二国間関係の一つで、日本側は戦略的互恵関係の枠組みのもとで、両国の地域・国際社会における協力関係を固めていきたいと伝えている。中国側はこれに対してどのように論じるか?
耿爽報道官は次のように表明した。中国側は平和的発展の道を進むことを堅持し、同時に国家の領土主権や海洋権益を揺るぎなく守っていく。中国は釣魚島及びその付属島嶼、南沙諸島に対し争う余地のない主権を擁している。中国側の関連の海域での公務活動は合理的且つ合法的であり、中国の主権と安全に挑戦するいかなる行為にも引き続き断固として対応していく。
中日関係について、耿爽報道官は次のように述べた。中国側の立場は一貫した、明確なものだ。4つの政治文書と4点の原則的共通認識を基礎として、両国関係が安定的に改善に向かうよう推進することを望んでいる。肝心なのは、日本側が対中認識を正し、中国の発展の事実に客観的・理性的に向き合い、関連の文書と精神に確実に従い、海洋問題を含む矛盾や相違を適切に処理して、中日関係と地域の平和・安定に新たな妨害をもたらすのを防がねばならないことだ。
(新華社より)
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