新華網北京4月19日 中国の李克強国務院総理は4月18日の夜、要請に応じてカナダのトルドー首相と通話した。
李克強総理は次のように表明した。昨年、中国・カナダ両国の首相が相互訪問を成功させ、初の年次対話を行い、両国関係が新たな段階に入った。現在さまざまな成果が積極的且つ効果的に実行に移され、中国・カナダ経済・財政・金融戦略対話がまもなくスタートし、中国・カナダの自由貿易協定(FTA)予備協議の第2回会議も行われる。中国とカナダがアジア太平洋地域の重要な経済体として、上層部の疎通を強化し、実務的協力を開拓することは、両国関係がより高いレベルへ発展するのに役立つだけでなく、平和な国際環境や安定した地域環境、自由な貿易環境を守るのにも役立つだろう。
李克強総理は次のように指摘した。中国側はカナダ側と共に努力し、貿易往来と相互投資を拡大していきたい。また、気候変動対策分野での協力を強化し、クリーンエネルギーなどの新興分野における協力を展開し、新たな協力の成長点を作り出していく。カナダ側がハイテク製品の対中輸出規制を緩和してくれることを望んでおり、それが二国間貿易のバランスのとれた成長や実務的協力の質の向上・アップグレードに役立つものと信じている。
トルドー首相は次のように表明した。カナダ側は中国との友好協力の発展を非常に重視し、両国首相による相互訪問の成果の実行が積極的な進展を得るのを見届けられるよう望んでいる。中国・カナダ経済・財政・金融戦略対話のスタートとFTA予備協議の順調な推進は、両国の協力が現在正しい軌道に沿って前進・発展していることを示している。カナダ側は中国側と二国間の貿易投資交流と各分野における実務的協力を開拓し、より多くの発展とウィンウィンのチャンスを創り出し、国際社会が世界的な課題に対応し、平和と発展を増進するために貢献できるよう望んでいる。
双方はまた、共に関心を寄せる国際・地域問題について深く意見を交わした。
(新華社より)
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