宿泊施設・民宿を貸し出す人向けのウェブサイトAirbnb(エアビーアンドビー)が最近、「愛彼迎」という名前で中国に進出し、現地のエキスパートが旅行者にツアーやアクティビティを提供するサービス「Trips」が上海で始まることを発表した。それにより、中国の宿泊・民宿予約プラットフォームの活気が刺激され、「アント短租(Mayi.com)」がこのほど、15都市で中国版Trips「オーナー体験」を実施することを発表した。北京日報が報じた。
「オーナー体験」では、宿泊・民宿予約プラットフォームが一部のオーナーを選び、選ばれたオーナーが現地や自身ならではのアクティビティ・文化などを旅行者にじっくり体験してもらうサービスを提供する。オーナーの特色を強化し、現地の文化を旅行者に一層味わってもらうのが狙いだ。同サービスは第一段階として北京、上海、重慶、長白山、武夷山など15都市で行われ、項目数は100以上となる。
アント短租の申志強・最高経営責任者(CEO)は、「同サービスのひな型は、オーナーが利用者を空港や駅にまで送り迎えしたり、ガイド、車を手配したりするサービス。プラットフォームを運営する過程で、多くのオーナーが意識的に、または無意識のうちに、自身の得意分野であるアクティビティや、現地ならではのアクティビティに利用者が参加できるようにしていることを発見した。このようなオーナーが率先したアクティビティは『ビジネス色』が薄く、人間味がある。利用者も喜んでそれにお金を出し、特に家族で利用する人の間で好評を博している」と説明した。
2016年に物件が大幅に増加し、今年は「体験」系のサービスを打ち出すシェアハウス業者が増えそうだ。また、Airbnbと中国のコンドミニアム予約プラットフォーム・小猪は既にビジネストラベル関連のサービスを打ち出している。同サービスを取り扱うシェアハウス業者も今後増加しそうだ。
(人民網日本語版)
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