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ネット通販は「宝探しの時代」から「選択の時代」へ
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2017-04-01 10:46:01 | 人民網日本語版 | 編集: 张一

  消費の高度化にともない、通信販売の消費にはっきりした傾向がみられるようになった。ブランドへのロイヤリティが高まり、品質や個性的な商品・サービスに対するニーズが急速に伸びている。中国通信販売研究センターがこのほど発表した「2016年中国消費者ネットワーク消費洞察報告・ネット通販指南」によると、消費者のネット通販での選択に影響するさまざまな要因のうち、商品のブランドと品質に対する関心が最も目立っている。調査対象となった消費者のうち、51.5%の人が商品購入時に「ブランドを選んで買う」と答え、45.6%が「品質を重視する」と答えたという。人民日報が伝えた。

  将来的に見て、ネット通販は今や、いろいろなものを見てまわり、探し回る「宝探しの時代」から、品質や個性を重視する「選択の時代」へと移行し、ネット通販の消費者の主な検討要素が価格から価値へと変わり、品質がネット通販における重要な要素になっている。

  バーティカルECが流れに乗って発展している。天猫(Tmall)のようなプラットフォーム型ECと異なり、バーティカルECは特定の産業や細分化された市場だけに力を注ぎ、EC界の「専門店」と呼ばれる。中でも衣料品、ベビー・マタニティ用品、生鮮食品などの産業は規模が最も大きく、発展レベルも最も成熟し、コスメ・化粧品産業は群雄割拠の様相を呈する。従来型のベンチャー投資による発展モデルを利用し、女性向け団体購入サイトの聚美優品は毎年200%を超える成長率を維持。食品販売サイトの中糧我買網、グルメ通販サイトの順豊優選などは、うまく親会社の資源を利用した。我買網は複数の国際的食品会社と提携し、順豊は親会社の配送事業の優位性を利用して、輸入粉ミルク、ベビー・マタニティ用品、栄養補助食品・保健用食品、生鮮食品などの分野で先行するチャンスをつかまえた。

  個性を重視する通販企業は発展のタイミングを迎えた。個性を重視する通販とは、フレキシブル工業生産を得意とし、個性に応じたオーダー生産に力を入れ、顧客一人一人のニーズを満たすオンライン商品サプライヤーのことを指す。消費行動学によると、「基本的な安価な製品が日常のニーズを満たすと、次はより独特で、人と違う、凝ったデザインの商品がほしくなる」という。今や、数日間で迅速かつ小規模に商品を送り出すことのできるアパレルのフレキシブル供給チェーンから、通販プラットフォームでの個性を重視したおすすめ商品まで、個性を重視する通販は大ブレークの条件が備わっている。

  コンテンツ重視型通販も急速に発展している。通販消費モデルの転換にともない、これまでのような商品をずらりと並べて販売するモデルは下火になり、コンテンツによって購入を導くスタイルの時代が始まりつつある。一部の通販企業は自社プラットフォームを利用して購入者層を引きつけ、ファン経済を構築し、消費者がコンテンツを読んでから購入に進むよう誘導する。たとえばニュースサイト・今日頭条の通販事業「今日特売」は独立系ネット通販サプライヤーの移動商城と組んで、コンテンツ誘導型モデルを採用して商品を推薦する。ユーザーが今日頭条でニュース記事を見て、そこで取り上げられた商品の写真をクリックすると、すぐに協賛店舗のページに移動して注文や支払いができるようになっている。また消費者は今日頭条の顧客ページで自分の注文歴や配送状況をチェックすることができる。

 

(人民網日本語版)

 

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新華網日本語

ネット通販は「宝探しの時代」から「選択の時代」へ

新華網日本語 2017-04-01 10:46:01

  消費の高度化にともない、通信販売の消費にはっきりした傾向がみられるようになった。ブランドへのロイヤリティが高まり、品質や個性的な商品・サービスに対するニーズが急速に伸びている。中国通信販売研究センターがこのほど発表した「2016年中国消費者ネットワーク消費洞察報告・ネット通販指南」によると、消費者のネット通販での選択に影響するさまざまな要因のうち、商品のブランドと品質に対する関心が最も目立っている。調査対象となった消費者のうち、51.5%の人が商品購入時に「ブランドを選んで買う」と答え、45.6%が「品質を重視する」と答えたという。人民日報が伝えた。

  将来的に見て、ネット通販は今や、いろいろなものを見てまわり、探し回る「宝探しの時代」から、品質や個性を重視する「選択の時代」へと移行し、ネット通販の消費者の主な検討要素が価格から価値へと変わり、品質がネット通販における重要な要素になっている。

  バーティカルECが流れに乗って発展している。天猫(Tmall)のようなプラットフォーム型ECと異なり、バーティカルECは特定の産業や細分化された市場だけに力を注ぎ、EC界の「専門店」と呼ばれる。中でも衣料品、ベビー・マタニティ用品、生鮮食品などの産業は規模が最も大きく、発展レベルも最も成熟し、コスメ・化粧品産業は群雄割拠の様相を呈する。従来型のベンチャー投資による発展モデルを利用し、女性向け団体購入サイトの聚美優品は毎年200%を超える成長率を維持。食品販売サイトの中糧我買網、グルメ通販サイトの順豊優選などは、うまく親会社の資源を利用した。我買網は複数の国際的食品会社と提携し、順豊は親会社の配送事業の優位性を利用して、輸入粉ミルク、ベビー・マタニティ用品、栄養補助食品・保健用食品、生鮮食品などの分野で先行するチャンスをつかまえた。

  個性を重視する通販企業は発展のタイミングを迎えた。個性を重視する通販とは、フレキシブル工業生産を得意とし、個性に応じたオーダー生産に力を入れ、顧客一人一人のニーズを満たすオンライン商品サプライヤーのことを指す。消費行動学によると、「基本的な安価な製品が日常のニーズを満たすと、次はより独特で、人と違う、凝ったデザインの商品がほしくなる」という。今や、数日間で迅速かつ小規模に商品を送り出すことのできるアパレルのフレキシブル供給チェーンから、通販プラットフォームでの個性を重視したおすすめ商品まで、個性を重視する通販は大ブレークの条件が備わっている。

  コンテンツ重視型通販も急速に発展している。通販消費モデルの転換にともない、これまでのような商品をずらりと並べて販売するモデルは下火になり、コンテンツによって購入を導くスタイルの時代が始まりつつある。一部の通販企業は自社プラットフォームを利用して購入者層を引きつけ、ファン経済を構築し、消費者がコンテンツを読んでから購入に進むよう誘導する。たとえばニュースサイト・今日頭条の通販事業「今日特売」は独立系ネット通販サプライヤーの移動商城と組んで、コンテンツ誘導型モデルを採用して商品を推薦する。ユーザーが今日頭条でニュース記事を見て、そこで取り上げられた商品の写真をクリックすると、すぐに協賛店舗のページに移動して注文や支払いができるようになっている。また消費者は今日頭条の顧客ページで自分の注文歴や配送状況をチェックすることができる。

 

(人民網日本語版)

 

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