世界の気候変動の影響を受け、青海チベット高原は気候が次第に変化しています。チベット自治区気候センターがこのほど発表したところによりますと、今期の冬も暖冬となり、2001年以降の冬で2015年を除いた16回はすべて暖冬となりました。
2016年12月から2017年2月にかけて、チベット自治区では気温が著しく上昇し、例年より2.1度高くなりました。これは1961年以来3番目に暖かい冬です。
これについて蘭州大学大気科学学院の王澄海教授は「チベット自治区では、気温が上がって降水が増えたことは植物の成長にプラスとなり、牧畜業にとって恩恵をもたらした。しかし、氷河や凍土が溶けるなどマイナスの面もある」と説明しています。
(中国国際放送局)
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