新華網北京3月15日 国務院の李克強総理は15日に北京で、我々は自己の革命を実施し、内側から改革し、壮士断腕(果断な処置のたとえ)の精神で、行政の簡素化と権限の下部への委譲を堅忍不抜に推進しなければならないと語った。
第12期全国人民代表大会(全人代)第5回会議の閉幕後、李克強首相は国内外の記者会見を開き、質問に答えた。
李克強総理は、行政の簡素化と権限の下部への委譲は、政府の職務能力の転換、政府と市場の関係の改善であり、短期間に実現できるものではないと表明した。
李克強総理は、次のように述べた。我々は既に現在の政府設立当初に確定した任務を完了しているものの、推進の過程で内側に存在する仕事が非常に多いことが明らかになった。審査承認権だけでなく、様々な名目の行政許可、資格認証、各種の珍しい証明、企業にとって重すぎる手数料徴収等のすべてが、行政の簡素化と権限の下部への委譲に属し、引き続き推進すべき内容である。
李克強総理は次のように、表明した。行政の簡素化と権限の下部への委譲、規制と緩和の結合、サービスの最適化は三位一体であるとした。つまり、政府は事中・事後管理と国民に対するサービスの最適化により多くの精力を傾けなければならない。市場参入を緩和したなら、市場主体の公平な競争のために環境を創造しなければならない。偽造品・劣悪品、脅し、ごまかし、騙りなどの悪行、知的財産権の侵害、食品、医薬品、環境保護等に関係する国民が高く注目している法律違反、規則違反の問題に対しては断固として取り締まらなければならない。
李克強総理はまた、「インターネット+行政事務サービス」を通して、大衆の外出の手間や手続きの面倒を省き、便宜を図ることができ、貧困支援への取り組みや、スラム街の改造、義務教育、基本医療等、多くの人々が関心を持つ面により多くのエネルギーを傾けなければならないと述べた。
「簡単に言うなら、法律・法規に則った市場主体に向けて『前進、前進、さらに前進』というメッセージを発信する。労働によって起業・革新する人々に「よし、よし、さらによし」という青信号を灯す。法律違反、規則違反の悪行に対しては、速やかにイエローカードを提示し、ひいてはレッドカードを出して退場を命じるということだ。」と李克強総理は述べた。
(新華社より)
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