新華網北京3月15日 初春は一年で最も良い季節で、帆を揚げて奮進するのにちょうどよい時期だ。暖かく穏やかな春風の中で、第12期全国人民代表大会(全人代)第5回会議が各種の議事日程をまもなく完成させ、勝利をもって閉幕する。3000人近い全人代の代表は重い付託に背かずに、職務を履行して責任を全うし、万民が心を一つにして偉大な事業を共同で援助する強大な力を集結させる。
民族の復興を実現するという偉大な進軍において、2017年は党と国家事業の発展にとって特別で重要な意義を持つ一年だ。我が党の第19回全国代表大会の開催は、党と国家の政治生活の中で最も重要な事だと言える。今年も「第13次五5カ年」規画を全面的に実施し、小康社会を全面的に完成させる重要な一年にあたり、全国の両会(全国人民代表大会と中国人民政治協商会議)を着実に開催することは、通年の仕事をしっかりと行う上で重大な意義がある。
会期中、習近平主席などの党と国家の指導者たちは代表団の審議に出席し、代表たちと国政を共に協議し、大計を共に謀った。国政運営という重大な問題に対し、習近平総書記は全局と戦略的高さから一連の重要な論述を行い、我々が堅塁を攻撃し、困難を克服して前進するために思想や行動指針を与えた。
人民代表大会制度は人民が国家の主人公であることを生き生きと体現している。全人代の代表が職務を履行し、責任を全うするプロセスは、法により国家権力を行使するプロセスであり、事業の発展のために一致団結するプロセスでもある。会期中、代表たちは政府活動報告などの報告を真剣に審議し、民法通則草案を審議し、法に基づく国家事務の管理に人民を代表して参与した。そして、供給側構造改革や民生の注目問題をめぐって計画・対策を精力的に提案し、514件の議案と8360件の提案を提出した。また、大局から出発して問題を考え、思い切って責任を負い、実質的効果を求め、改革発展のために方法を考えて構想を打ち出し、実用的な方策を立て、人民代表大会の代表たちは人民の知恵と力を幅広く凝聚し、人民代表大会制度の活気に満ちた巨大な優越性についていきいきと解釈した。
両会では、代表委員が積極的に献策を行ったのであれ、立法の過程の中で各方面の意見を広く取り入れたのであれ、或いは記者会見で私心をはさまないで誠意を示し、「部長通道」(大臣クラスの人物が会場に入場する際に「避けては通れない通路」)で真摯に質問に答えたことであれ、いずれも共通認識を効果的に凝集し、合力を形成させることができた。 幅広い民意の収集や秩序的な政治への参与、高効果な民主的な策定が中国式民主の本質や特質、品性を浮き彫りにした。
新たな情勢のもとで、法によって国を治めることを全面的に推進するのは、全人代の仕事が新しくより高い要求に直面して、全人大の責任と任務が一層重くなったことを意味している。「奉法者強則国強(法執行者がしっかり法律に従うと国が強くなる)」。党と国家の仕事の大局をしっかりとめぐり、立法が導き、推進する役割をより良く発揮し、良法により発展を促進し、グッド・ガバナンス(Good Governance)を保証して、法治の運用を改革発展の護衛・護送とすることは、全人代の仕事における重要な使命となっている。
一年の計は春にあるので、張り切って仕事に精を出そう。両会の勝利の閉幕に従って、我々は小康社会の全面的完成という新たな征途へ踏み出したのだ。
(新華社より)
関連記事: