ロシアのプーチン大統領は10日、モスクワを訪問したトルコのエルドアン大統領と会談を行いました。双方は両国関係がすでに正常化したことで合意し、地域安全と経済貿易の分野での協力強化を強調しました。
プーチン大統領は席上、「近年、ロシアとトルコの間には様々な事件があったが、両国関係は速やかに修復され、すでに正常化した」と述べた上で、「両国には善隣友好の関係を発展させる潜在的な力がある。この力が、協力関係のさらなるレベルアップと多分野でのパートナーシップの発展に役割を果たしていくだろう」と表しました。
これに対してエルドアン大統領は、「両国はシリア問題の解決に際して、シリアの領土の一体性を維持することを基本的な主旨とするべきである。トルコ側はシリアが分裂している現在の状況を受け入れない」と強調しました。
会談後、両者は共同記者会見に出席し、「双方は2020年までの経済貿易協力計画を批准し、ロシアとトルコの投資基金を設立することを決定した」と発表しました。
(中国国際放送局)
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