:
インドで足止めされた中国人元兵士が54年ぶりに帰国
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2017-02-11 15:13:39 | 中国国際放送局 | 編集: 薛天依

在インド中国大使館で行われた送別会

   インドで足止めされて54年もなった中国人元兵士の王琪さんは在インド中国大使館の斡旋と国内関連当局の積極的な働きかけとインド政府の協力の下で、現地時間11日朝3時に、インドを離れる手続きを終え、ニューデリーから帰国の途に就きました。

   出発に先立ち、10日夜、羅照輝中国大使が大使公邸で王琪さんらの一行と会いました。羅大使は、「54年も思い続けた帰国はこの10日間転機が訪れた。これは一重に王さんの母国と故郷への思いと粘りづよい頑張りにある。また、関連当局の連携プレーと積極的な働きかけにもよるものだ」と話しました。

   在インド中国大使館は王さんらの一行を見送る盛大な送別会を行いました。

   中国軍の元工兵だった王さんは1963年元旦、中印国境沿いの森で迷子になり、二日後に、近くを通過したインド側の赤十字救援車に救援を求めましたが、思いもかけずインド軍当局に引き渡されただけでなく、スパイの罪にかけられ刑務所で7年間も過ごさせられました。その後、インド中央部にあるマディヤ・プラデーシュ州のある辺鄙な農村に送られた王さんは現地の女性と結婚して、4人の子どもをもうけました。これまでの54年間、王さんは祖国に戻りたい考えを一度たりともあきらめたことなく、インド政府と地方当局に数万件にも上る手紙を送り、助けを求め続けていました。

   11日に、王さんと一緒に帰国したのは、息子夫妻、娘、一番下の孫娘を含む5人です。一行は北京時間11日昼頃に北京首都国際空港に到着し、その後、飛行機に乗り継いで、故郷の陝西省咸陽市に向かいます。中国では一家団欒して過ごす伝統的な祝日・元宵節にあたる11日夜までには、親族たちと会うことができると見られています。

   1 2   

新華網日本語

インドで足止めされた中国人元兵士が54年ぶりに帰国

新華網日本語 2017-02-11 15:13:39

在インド中国大使館で行われた送別会

   インドで足止めされて54年もなった中国人元兵士の王琪さんは在インド中国大使館の斡旋と国内関連当局の積極的な働きかけとインド政府の協力の下で、現地時間11日朝3時に、インドを離れる手続きを終え、ニューデリーから帰国の途に就きました。

   出発に先立ち、10日夜、羅照輝中国大使が大使公邸で王琪さんらの一行と会いました。羅大使は、「54年も思い続けた帰国はこの10日間転機が訪れた。これは一重に王さんの母国と故郷への思いと粘りづよい頑張りにある。また、関連当局の連携プレーと積極的な働きかけにもよるものだ」と話しました。

   在インド中国大使館は王さんらの一行を見送る盛大な送別会を行いました。

   中国軍の元工兵だった王さんは1963年元旦、中印国境沿いの森で迷子になり、二日後に、近くを通過したインド側の赤十字救援車に救援を求めましたが、思いもかけずインド軍当局に引き渡されただけでなく、スパイの罪にかけられ刑務所で7年間も過ごさせられました。その後、インド中央部にあるマディヤ・プラデーシュ州のある辺鄙な農村に送られた王さんは現地の女性と結婚して、4人の子どもをもうけました。これまでの54年間、王さんは祖国に戻りたい考えを一度たりともあきらめたことなく、インド政府と地方当局に数万件にも上る手紙を送り、助けを求め続けていました。

   11日に、王さんと一緒に帰国したのは、息子夫妻、娘、一番下の孫娘を含む5人です。一行は北京時間11日昼頃に北京首都国際空港に到着し、その後、飛行機に乗り継いで、故郷の陝西省咸陽市に向かいます。中国では一家団欒して過ごす伝統的な祝日・元宵節にあたる11日夜までには、親族たちと会うことができると見られています。

   1 2 下一页  

010020030360000000000000011100391360490811