メキシコのペニャニエト大統領は26日、自らのツイッターで、1月31日にワシントンで行われる予定であったトランプ米大統領との会談に出席しない意向を表明しました。一方、アメリカとの協力の意向を重ねて強調した上で、「双方のどちらにとっても有利な協定を結びたい」との考えを示しました。
これはトランプ大統領が25日、ワシントンの国土安全保障省で国境沿いの安全保障と不法移民対策の強化に関する二つの大統領令に署名、連邦政府の資金を利用し、数か月内にメキシコとの国境地帯で壁の建設を始めることを明らかにし、 米国のスパイサー報道官もまた、同日の記者会見で「こうした物理的障壁を建設する意義は、選挙の公約より大きなものとなる。
この壁は麻薬や犯罪、不法移民などが米国に侵入することを阻止してくれるだろう」と述べたことを受けてのもので、ペニャニエト大統領も同日、トランプ大統領によるメキシコとの国境に壁を建設する計画を非難すると共に、 米国駐在領事機関に対し「自国の移民の合法的権益を守るよう」指示を行ってました。
(中国国際放送局)
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