新華網北京1月22日(新華社記者/柳絲)トランプ氏がすでに米国の大統領に正式に就任し、中米関係は発展の新たな出発点を迎えた。この歴史の重大な局面に立ち、中米が長期安定的な協力関係を構築し、両国関係の発展の正しい方向をしっかりと把握し、新たな出発点でより大きな発展を得ることは、両国と世界の共通の期待に合致し、両国人民と世界人民の根本的利益にも関わっている。
そのため、中米両国は共に努力する必要があり、中米の新型大国関係を構築し、世界の平和と発展を協力して推進するには、特に次の4点を着実に行うべきだ。
第一に、中米関係の政治的基盤を一貫して堅持し、核心的利益を互いに尊重せねばならない。
今年は中米双方が「上海コミュニケ(中米共同コミュニケ)」を発表してから45年になる。「上海コミュニケ」を含む中米の3つの共同コミュニケは中米関係の政治的基盤であり、まさにコミュニケで定められた基本的原則のおかげで、中米関係は世界の深い変革を経て、ますます強力かつ強靭なものに発展した。
これを基礎とし、互いの核心的利益や重大な懸念を尊重してようやく、中米関係という「ビル」の土台を堅固に築くことができるのだ。
第二に、中米関係の正しい方向性を始終把握して、協力・ウィンウィンを揺るぎなく推進せねばならない。
中米が国交を樹立してから38年にわたり、両国関係は苦労の試練を経たが、全体的には絶えず前進・発展してきた。特に近年には、中米双方は中米の新型大国関係構築というコンセンサスを達成し、双方の共同の努力のもとで、中米関係が正しい方向に沿って発展し、また重要で積極的な成果を獲得した。両国が二国間貿易、双方向の在庫投資、人的往来のすべてにおいて過去最高を記録したことは、両国人民に堅実な利益をもたらし、また世界と地域の平和、安定、繁栄を促進した。
第三に、敏感な問題や食い違いを一貫して建設的に管理し、コントロールし、健全で安定した発展の大局を確保する。
中米両国は一部の問題において異なる見方や食い違いが存在するのは避けがたい。しかし、食い違いがあることと競争相手や敵になることとはイコールではなく、中米の共同の利益は食い違いよりもはるかに大きいので、双方は友人、パートナーになるよう努めるべきだ。
この点を成し遂げるには、相手の身になって考え、小異を残して大同に就き、平等・相互尊重に基づいた対話により深く疎通を行うように努め、理解ミスや判断ミスを避け、食い違いを建設的にうまく管理し、コントロールして、矛盾点を協力点に転化させるよう努める必要がある。
第四に、人民の友情を広く育み、意思疎通と理解の架け橋を築きあげる。
漢字の「人」という字は、互いに支え合う形をしている。国家間の関係は結局は人民同士の関係だと言える。中米の両国人民の友好的な往来は、歴史が長い。中米の友好の土台は民衆にあり、希望は青年にある。
米国の新政権スタートに伴い、中美双方が共に協力し、中米関係が新たな出発点においてより大きな発展を得られるよう努めることを人々は期待している。
(新華社より)
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