国際オリンピック委員会(IOC)とアリババ(阿里巴巴)グループは19日、スイス・ダボスで長期的にパートナーシップを構築することで合意したと発表した。
新華網スイス・ダボス1月22日(新華社記者/鄧茜、凌馨)アリババ(阿里巴巴)グループの張勇首席執行官(CEO)はこのほど、スイス・ダボスで新華社記者の取材を受けた際に、アリババは一貫して世界を視野に入れたインターネット企業になるために尽力し、ビックデータとクラウド・コンピューティング、Eコマース(電子商取引)を通じて国際市場のシェアを拡大し、国際オリンピック委員会(IOC)と提携し、IOCのグローバル化路線の推進に助力すると表明した。
ダボスフォーラムの会期中に、IOCはアリババグループと長期パートナーシップを構築し、アリババがIOCの「クラウドサービス」及び「Eコマースサービス」分野で唯一の公式スポンサーになると同時に、オリンピックチャンネルの開設に向けた提携パートナーになることを発表した。
張勇CEOは、アリババがEコマースプラットフォームとクラウドコンピューティングプラットフォームという2つの異なるカテゴリーで、IOCとスポンサー契約を結ぶことになるが、これは今までのIOCのスポンサーにはなかったことだと語った。
提携の主要内容は次の3方面のものが含まれる。1点目はクラウドコンピューティングで、クラウド・コンピューティングプラットフォーム、放送プラットフォーム、伝送インフラプラットフォームを通じて、オリンピック全般のデータをより安全なものにさせること。2点目は世界中の消費者にアリババのEコマースプラットフォームを通じてオリンピックのライセンス商品を購入してもらうこと。3点目はオリンピック・チャンネルの中国での実施を推進するとともに、オリンピックの開催期間以外にもオリンピック・チャンネルを継続することだ。
張勇CEOは、アリババは自らを中国で成長し、世界に向かうインターネット企業と位置づけているが、真の意味でのグローバルな視野、グローバルな構造力及びグローバルな能力を備えるには、実は中国のものと西洋のものとを結びつけ、特色ある道を進んでいく必要があるとの見方を示した。
(新華社より)
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