新華網ソウル1月3日(記者/耿学鵬、杜白羽)韓国政府は2日、朝鮮の最高指導者が発表した新年の辞における関連発言について、韓国政府は「非核化対話優先」の立場を堅持していくと表明した。
韓国統一部の鄭俊熙(チョン・ジュンヒ)報道官は当日の定例記者会見で、朝鮮の最高指導者の南北関係に関する発言について、韓国政府の立場は変わっていない、対話を行うのであれば非核化に関する対話を行わねばならない、さもなければ朝鮮側の対話の誠意は疑われるだろうと表明した。鄭報道官はまた、朝鮮側の核戦力の発展に関する発言は、朝鮮が「核への挑発」を続けたいという姿勢を明らかにしたとも表明している。
報道によれば、朝鮮の最高指導者金正恩(キム・ ジョンウン)氏は1日に発表した新年の辞で、全民族が力を合わせて自主統一の大道を開くべきだ。また積極的な対策を立てて北南関係を改善せねばならないと強調した。金正恩氏は更に、米国及びその追従勢力による核の脅威や核威嚇が存在し続ける限り、朝鮮は核戦力を中心とした自衛的国防力と「先んずれば人を制す」の攻撃能力を強化し続けるとの見方を示していたという。 朝鮮の最高指導者による態度表明は、韓国側の高い関心を引き起こした。韓国・聯合ニュースは韓国海軍が発表した声明を引用し、韓国海軍が2日朝鮮半島沖で朝鮮側の軍事活動への対応能力強化を目的とした海上訓練を実施したと報じている。
(新華社より)
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