男性と女性ではどちらが「幸せ」と感じやすいのだろう?所得の高さと、幸福感は正比例しているのだろうか?高学歴の人のほうが健康なのだろうか?「広州昊達文化伝媒」と曁南大学(広州)が共同で創設した生活方式研究院が17日、杭州で「2016中国幸福指数報告」と「2016年度中国健康報告」を発表した。浙江在線が報じた。
生活方式研究院は、中国初の生活スタイルにスポットを当てた産学研一体の研究院。報告によると、分析の結果、省都や自治区の首府、直轄市などで、有効回答1万件を得ることができ、中国全土で市民の健康指数が最高だったのは「浙江省」だったことが分かった。
「幸福感」を見ると、最も高かったのは、海南省、江蘇省、天津市。個人の月収が増えるにつれ、市民の幸福感は上昇した後、低下している。幸福感に影響する5大要素は、「ポジティブ度」、「健康状況」、「余暇の満足度」、「パートナーの有無」、「医療サービスに対する満足度」だった。男性より、女性のほうが「幸せ」と感じやすく、高学歴のグループより、低学歴のグループのほうが「幸せ」と感じやすかった。また、マイホームを所有しているグループのほうが「幸せ」と感じやすく、パートナーがいるグループのほうが、パートナーがいないグループより「幸せ」と感じやすかった。
健康面を見ると、市民の健康指数が最も高かったのは、河南省、浙江省、黒竜江省だった。健康に影響を与える5大要素は、「幸福感」、「ポジティブ度」、「年齢」、「運動の頻度」、「余暇の満足度」だった。受けた教育の程度が高くなるにつれ、健康指数は上昇した後、下降していた。大専(短大に相当)卒の人の健康状態が最も良く、女性より男性のほうが健康指数が高かった。また、家庭の所得が低いグループより、家庭の所得が高いグループのほうが健康指数が高く、医療サービスに対する満足度が高い人ほど、健康指数が高かった。
特筆すべきは、両方の報告が、月収1万2000-1万5000元(約20万4000-25万5000円)の市民は、健康状態も幸福度も最高であることを示しているという興味深い現象だ。
(人民網日本語版)
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