国家林業局のチーフエンジニアである封加平氏は17日、海南省の省都・海口市で、「中国は森林資源の増加が世界で最も多く、林業と林産業の発展が最も速い国となった」と明らかにしました。
これはこのほど行われた中国生態文明フォーラムで述べられたものです。封氏はまた、「国連食糧農業機関が発表した『世界森林資源評価2015』によると、1990年から2015年にかけて、世界の森林面積は1億2900万ヘクタール減少した。その一方で、中国では森林面積が約7467万ヘクタール増加するとともに、林業と林産業の総生産額は2001年の4090億元(約6兆9400億円)から2015年の5兆9400億元(約100兆8600億円)にまで増えている。つまり15年間で13.5倍に増加したことになる。このことは、7億人余りの農村人口の貧困脱出に大きく貢献した」と指摘しました。
封氏は、さらに「イノベーションが奨励される現在、中国の科学者や企業家は、森林資源を活用して、竹を用いたハイブリッド圧力管や、レブリン酸などを開発した。これはグリーン発展の手本となる」とした上で、「森林由来の食品や森林セラピー、バイオ医薬品など、新興産業の登場に従って、森林は『健康中国』に新たな福祉をもたらすだろう」と述べました。
(中国国際放送局)
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