「中国大学生就業・創業発展報告書・2015−16」が12日、東北師範大学で発表された。同報告書のデータによると、卒業生の就職率は90.58%で、平均月給は3869元。本科卒業生の進学率は14.91%。
地域別に見ると、沿岸部での就職を選択する人が依然として最多で、67.03%を占める。業界別に見ると、情報・コンピュータサービス・ソフト業界が12.76%、金融業界が12.38%、教育業界が11.48%でトップ3を占めている。企業別に見ると、民間企業を選ぶ人が最多で、57.34%にのぼる。データによると、2016年度卒業生の就職満足度は73.88%、専門とのマッチング率は67.97%。
同報告書によると、2016年度全国大卒者の創業率は2.93%。うち芸術学、経済学、管理学を専攻した卒業生の創業率が高めとなっている。大卒の創業者の過半数が、創業先として大学所在地を選択している。「情報・コンピュータサービス・ソフト業界」「製造業」「卸売・小売業」がトップ3となっている。
同報告書のうち注意すべきは、卒業生の51.47%が勤務開始から「1−3年後」を創業の絶好の時期と考えていることだ。卒業生の45.03%が、創業に興味があると回答した。
調査に参加した大卒の創業者は、創業に影響を及ぼす主な要素を、「学校の創業教育」「商業・企業活動との接触」「知人」の順とした。また彼らは創業の成功に影響を及ぼす3つの客観的要素を「人脈」「市場環境」「資金」の順とした。
(チャイナネット)
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