中国国防省の楊宇軍報道官は10日の記者会見で、「中国の軍機が宮古海峡上空を通過して、西太平洋への遠海訓練に赴く途中、日本自衛隊がF15戦闘機を繰り出し、中国軍機に対し、近距離で妨害を行ったり、妨害弾を発射した。これは、中国の軍機と乗組員の安全を脅かした。中国の乗組員は直ちに必要な対策を取り、関連の訓練を続けた」と述べ、日本側に厳正な申し入れを行いました。
楊報道官はさらに「宮古海峡は公認の国際的航路である。中国空軍の今回の訓練は毎年恒例のもので、いかなる特定の国や目標に対するものでもなく、国際法と国際実践に合致するものである。日本軍機の行為は危険きわまるもので、プロではなく、国際法によって与えられた航行と飛行の自由を破壊するものだ。これに対し、中国は深い関心を寄せると同時に、厳正な申し入れを行う」と述ました。
さらに「近年、日本の軍機と軍艦はたびたび妨害活動を行っており、誤解と、誤った判断を招き、海と空での摩擦、ひいては衝突を起こしかねない」と表明し、地域の安定と中日関係の大局に着眼し、効果的な措置を講じ、海と空の安全問題を防ぐよう、日本側に求めました。
(中国国際放送局)
関連記事: