新華網リマ11月23日(記者/裴剣容、李文清)ペルー国立考古学・人類学・歴史博物館が朝に開館すると、民衆が「天涯も比隣の若し-華夏の至宝がペルーをゆく」展にその名声を慕って次々と参観にやってきた。厳かな表情の兵馬俑、紋所が精巧で美しい玉器、神技で作られた陶磁器……「中国・ラテンアメリカ文化交流年」の大きな見物として、今回の展覧会はペルー人民に一度の中国文化の盛宴を献じた。
ここ数年「中国・ラテンアメリカ文化交流年」は文化の架橋における絆の役割を十分に発揮し、数百回におよぶ文化活動がラテンアメリカやカリブ海の30余カ国をカバーし、華夏文明とラテンアメリカ文明がぶつかり合い、対話し且つ融合し合って、中国とラテンアメリカ双方の人民の距離を近づけ、双方の往来という民意の基盤を固めてきた。
文化を橋として民心を通じさせる
中国社会科学院ラテンアメリカ研究所の郭存海副研究員は新華社記者のインタビューに応じた際、「中国・ラテンアメリカ文化交流年」が一連の文化活動を通じて中国・ラテンアメリカの互いの文化に対する興味を呼び覚まし、双方の人民が互いの文化に対してより探求したいという欲望を意識的に導き、これこそが「中国・ラテンアメリカ文化交流年」の最も重要な意義だとみなしていた。
相互鑑賞・相互学習 美しさと美しさが共に交わる
「中国とラテンアメリカは文明間対話と文化交流を強化するべきで、『すべての人がそれぞれの美しさを有する』だけでなく、『その美しさを忠実に理解して愛する能力を育て、美しさと美しさが共に交わる』そして、異なる文明が調和・共存し、互いに促進し合う模範になるのです。」2013年6月5日、習主席はメキシコを訪問した際、中国とラテンアメリカの人文交流に対し、このような重要な論述を行っていた。
今年の11月21日、習近平主席はペルーを訪問した期間中、中国とラテンアメリカの人文交流を再び助力し、ペルーのクチンスキー大統領と共に2016年「中国・ラテンアメリカ文化交流年」の閉会式に出席し、「天涯も比隣の若し-華夏の至宝がペルーをゆく」展を参観して、この中国とラテンアメリカの文化交流における一連の大きな活動が円満に終止符を打った。
ウルグアイ駐中国大使のフェルナンド・ルグリス(Fernando Lugris)氏は、「中国・ラテンアメリカ文化交流年は文化交流の促進という責任を託しただけでなく、更には中国・ラテンアメリカの人民の夢も託した。文化は私たちの交流をより緊密にさせており、文化の多様性をはっきりと示すことで、中国とラテンアメリカの人民も安全、公正、公平な世界を構築するために共に努力していくでしょう。」と述べた。
(新華社より)
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