新華社サンティアゴ11月21日 題目:チリ―中国・ラテンアメリカの協力を推進する先駆者(新華社記者/冷彤)
チリのバチェレ大統領の招きに応じ、中国の習近平国家主席がまもなくチリを公式訪問する。チリ各界は正に習主席の今回の訪問が中国とチリの関係を新たな高さまで推し進めることができるよう期待している。
チリは中国とラテンアメリカ諸国の関係の発展過程において多くの「ナンバーワン」を創り出し、中国・ラテンアメリカの協力を推進する先駆者だと言える。チリは1970年12月に中国と国交を樹立し、中国と国交を樹立した最初の南アメリカの国で、対中関係の発展の面で長期にわたりラテンアメリカ諸国のトップを進んでいる。そのうち、経済協力は両国関係の中で最も注目を浴びる部分だといえる。2005年に両国は自由貿易協定を締結し、チリはこれにより中国と自由貿易協定を締結した最初のラテンアメリカ諸国となった。中国・チリの自由貿易区が今では全面的に建設され、両国の貿易額は2004年の自由貿易協定締結前の53億6000万ドルから2014年の340億ドルに増え、ラテンアメリカ地域では第3位にあたる。現在、中国・チリの政治的関係は安定し、経済協力の勢いが良好であり、両国の協力には発掘の可能なかなり大きな潜在力がある。チリ側は中国・チリの関係を高く評価し、また習主席の今回の訪問が中国・チリの協力に新たな原動力を注ぎ込むことができるよう望んでいる。
元在中国チリ大使のフェルナンド・レイエス(Fernando Reyes)氏は、中国・チリの関係は非常に良く、両国間の自由貿易協定は両国の経済貿易関係の大きな発展を促進しただけでなく、更には双方に互いの間の相互信頼を蓄積させたとの見方を示している。レイエス氏は両国が新たなチャンスをつかみ、エネルギーや都市化といった分野における協力を強化し、現代的な工農業技術及び食品工業を発展させることを提案している。
(新華社より)
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