この5日に全国人民代表大会常務委員会に提出した『国務院の出入国管理法執行状況に関する報告』によりますと、2013年7月に出入国管理法が実施されて以来、全国の出入国者数は毎年6.7%の成長率を見せ、その内、2015年の出入国者数は延べ5億2000万人に達し、今年上半期は延べ2億7000万人に上ったとしています。
報告書によりますと、関連部門は絶えず改革とイノベーションを深め、出入国手続きを簡素化し、公民の出入国を更に便利にしているとしています。たとえば、居住地での個人用出入国書類の発行の実施、個人用出入国書類のネット上におけるセルフサービスの推進、電子化改革の全面的推進などが含まれています。現在、全国で個人用一般パスポートの発行部数は1億2000万冊で、大半の地域では身分証明書と写真などの材料を提出するだけでパスポートの申請ができます。また、セルフサービスによって通関する人は出入国者数全体の39%を占めているとしています。
近年、中国はビザの便利化を推進しています。中国は127カ国と各種類の相互ビザ免除協定を結んでおり、その内8カ国とは全面的なビザ免除協定を結び、39カ国とは63種類のビザ手続き簡素化協定を結んでいます。また、現在、中国の公民が観光目的として行ける国は153カ国となっています。
(中国国際放送局)
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