新華網北京11月7日(新華社記者杜白羽) 韓国の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は4日、国民に向け談話を発表し、『腹心の国政介入』事件について国民に謝罪し、必要があれば、真摯に検察機関の調査に応じると述べた。
朴大統領は全国ネットの生中継に向けての談話の中で次の5つの面の意味について明らかにしている。
第一に心から謝罪し、責任は自分自身に帰すること。
第二に情にすがることを目的達成の手段として、同情を得ること。
第三に調査の受け入れに同意したこと。
第四に辞任することはないこと。
第五にいわゆる邪教団の支配下にあったといううわさについて明らかにしたこと。
朴大統領が談話を発表する前に、世論調査機関、ギャラップ韓国が4日に発表した最新の調査結果によると、朴大統領の支持率はすでに5%まで下がり、韓国の歴代大統領の中で最低を記録したという。
ますます強まる政治や世論の圧力に直面し、朴大統領の謝罪談話が反対の声を和らげることができるか、世論の圧力に耐えて任期を全うすることができるか。当地の世論及びアナリストは、朴大統領がどういう道を歩むかに対し、次のような4つの見通しがあるとみなしている。
その一、一部の権限を譲渡する。朴大統領が2日に新首相を「一気に」任命した人選から見ると、朴大統領はやはり大統領の実権維持を望んでいるといえる。しかし、「首相が主に内政、大統領が主に外政」のような権限の分散する想像は、一部の与党勢力を含めた勢力の強力な反対に遭った。
その二、「無権大統領」に成り下がるのは、即ち大統領の名義だけが残り、実際は骨抜きにされるということだ。韓国世論は「問題は誰が首相になるかにあるのではなく、首相を選出する方式にある」と指摘する。
その三、国会により弾劾訴追される。もしセヌリ党内部の「非朴派」の一部議員の考えが変われば、弾劾訴追案が可決される可能性が大いに高まる。
その四、致し方なく下野を選択する。しかし、目下このような可能性は小さい。
(新華社より)
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