第6回「中国国際ロボットサミット(CIRS)」は30日上海で始まりました。
サミットでは中国ロボット産業発展の限界突破と産業の量的・質的向上が焦点となっています。
中国のロボット産業は飛躍的な成長を遂げているものの、核心的な部品と技術を把握しておらず、ハイテク産業のローエンド化、同質化競争の深刻化など一連の問題を抱えています。
2010年から2015年までに、中国で産業用ロボットの販売台数は平均して毎年35.5%の割合で拡大しつつあり、2015年の販売台数は6万8000台に上り、世界の4分の1を上回りました。
また、サービスロボット市場も急成長を見せ、清掃ロボットの販売伸び率は毎年倍以上となり、家庭用UAV(小型無人機)は人気商品となり、整形外科の手術支援ロボットやカプセル型医療用ロボットなどは各地の病院で応用されています。
2020年に、中国ブランドの産業用ロボットの年間生産台数が10万台に上り、サービスロボットの年間販売額が300億元を超えると予測されています。
一方、中国のロボット産業は過熱化し、2016年初めに行われた工業産業省の調査によりますと、ロボットの製造と応用システムの開発に従事する企業は800社以上に達し、工事完成あるいは建設が計画されているロボット産業パークは42カ所にも上っているということです。
(中国国際放送局)
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