撮影したのは米国籍の日本人
かわいい「三姉妹」や道端で体重を測るおじいさん、アイスを売るおばあさん、ペンギンのゴミ箱、会賓楼など、瀋陽の人々を懐かしい思いにさせてくれる写真の提供者はLeroy W. Demery, Jr.さん。米国籍を持つ日本人で、公共交通の専門学者として80年と83年に2度中国を訪問し、各地に足を運んだ。そして、改革開放(78年)が実施されて間もない中国の街の様子をカメラに収めた。
Leroy W. Demery, Jr.さんは83年9月12日、瀋陽を訪問した際、旅館に泊まろうしたものの、旅館はカギがかかっており、叫んでも誰も応答してくれないというトラブルに遭った。その時の無力感、戸惑い、心細さは想像に難くない。ただ、幸運にも、ある夫婦が助けの手を差し伸べ、住む場所を提供してくれ、翌日にある幹部が遼寧大学の留学生寮に案内してくれた。それから4日間、Leroy W. Demery, Jr.さんは瀋陽の北陵や故宮、中街などを訪れ、多くの人の思い出になっている景色をカメラに収めた。「三姉妹」の写真もその時に撮影された。
(人民網日本語版)
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