イトーヨーカドーがまた1店舗閉めることになった。今回閉店するのは北京のモデル店舗 十里堡店で、今月末に閉店することが分かった。また、北京市内にあるマレーシア最大の総合スーパー 百盛(PARKSON)の太陽宮店も今月末で閉店となる。業界関係者は、これまでの総合スーパーの業務スタイルは末路を歩んでいる」と指摘している。京華時報が報じた。
イトーヨーカドーの北京モデル店舗が閉店へ
イトーヨーカドー 十里堡店は11月1日から営業を停止する。今年、閉店となったイトーヨーカドーの店舗はこれで2軒目。イトーヨーカドーは2014年4月に、望京店を閉め、同年8月には北苑店を、12月1日には西直門店を閉めた。そして、15年3月末には右安門店が閉店。今年7月に大興店が閉まり、その約3カ月後に十里堡店の閉店が決まった。
イトーヨーカドー 十里堡店は、当時主力店舗として、朝陽路沿線初のショッピングモール 陽光新城市広場に進出し、10年1月にオープンした。同店舗はイトーヨーカドーの北京のモデル店舗だった。今回の閉店の原因について、イトーヨーカドーの関連の責任者は、「実際には、当社の全ての店舗の経営が赤字。北京の総合スーパーのほとんどがマイナス成長となっている。社会が急速に発展し、消費者がたくさんの物に触れている。特に、インターネットの情報源が特に多く、ショッピングのスタイルも増加している。客観的に見ると、当社の力不足。うまく調整ができず、商品の構造やブランドの招聘など、どれも集客力アップにつなげられなかった。また、消費者の需要の変化について行けなかった」と説明した。
初の外資系総合スーパーも巨額の赤字
イトーヨーカドーの店舗が北京で次々に閉店となっているのと同じく、外資系としては初の総合スーパーとなった百盛グループも、14年に東四環店を閉め、今回は太陽宮店を破格で売却。今月末に閉店となる。