北京、上海、広州、深センで10月8日、ネット配車予約細則の意見募集稿を同時に発表した。北京ではネット配車予約の条件を「北京戸籍ドライバー 北京ナンバー」と明確に規定している。一方、上海、広州、深センのネット配車予約細則の意見募集稿でもその車両、ドライバー、運営プラットフォームに対して厳しい規定を設けている。北京青年報が伝えた。
北京、ネット配車予約の条件は「北京戸籍ドライバー 北京ナンバー」
意見募集稿ではネット配車予約を合法であると明記しており、それと同時に北京でネット配車予約に携わるプラットフォーム、車両、人員の就業条件も公布している。
北京でネット配車予約に携わるための条件として、ドライバーが北京戸籍を持ち、車両が北京ナンバーでなければならない。その詳細はドライバーは北京戸籍と北京で発行する運転免許証を取得しなければならない。また、車両が北京ナンバーの5人乗り小型セダン車、もしくは7人乗り乗用車で、ネット配車予約専用のマークを貼っていなければならない。
深センのネット配車予約の条件は、ドライバーが深セン戸籍所有者でない場合は有効な「深セン経済特区居住証」を所持している場合でも可としている。広州では車両が広州ナンバーであることが求められるが、ドライバーの戸籍には明確な制限はない。
上海のネット配車予約細則にも「上海戸籍ドライバー 上海ナンバー」という条件があるほか、罰則が明記されている。ネット配車予約の車両は通常のタクシーのような流しの客引きは不可とされ、空港や駅などの区域内で客待ちした場合罰則として、1000元以上5000元以下の罰金が科せられる。
ネット配車予約の運賃は市場調整価格に
ネット配車予約発展の中核的な要素は数量と価格であり、意見募集稿にもその明確な記述がある。価格設定においては、ネット配車予約の運賃は市場調整された額となり、必要に応じて政府はその価格設定を指導できるとしている。
意見募集稿によると、ネット配車予約プラットフォームは許可管理制であり、運営期間は4年となっており、期間終了後でも審査に合格すれば延長できるという。また、プラットフォームは運営者としての責任、安全 生産の責任、相当の社会責任を負う必要があるとしている。
(人民網日本語版)
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