新華網マニラ10月8日(記者/楊天沐 楊柯)フィリピンのデルフィン・ ロレンザナ国防長官は7日、フィリピンは米国の軍事援助から完全に離脱し、多方面の協力を通じて国防建設に独立して取り組むことができると述べた。
ロレンザナ国防長官はマニラのメディアフォーラムで、次の内容を明らかにした。米国は毎年、フィリピンに5,000万ドルから1億ドルの軍事援助を提供しており、このうち3,000万ドルは合同軍事演習を名目にフィリピン側に提供している。フィリピンのドゥテルテ大統領が現在、実施中の2016年度の定期合同軍事演習「PHIBLEX」の上陸演習は「フィリピンと米国間の最後の軍事演習になる」と表明したため、フィリピンがこれらの軍事援助を失う可能性があることがその背景にある。
ロレンザナ国防長官はフィリピンは他国から武器装備を調達できるとしたうえで、「ドゥテルテ大統領が言及したように、我々は一つの国だけに依存すべきではない。我々は他国と接触すべきであり、世界にはまだ多くの国がある。」と語った。 ドゥテルテ大統領は10月4日、マニラでフィリピン人は米国の動きに失望したとして、「外交政策を調整」し、最終的に任期内に「米国から離れ」、ロシア及び中国と関係を発展させる意向を示した。
(新華社より)
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