呉海涛国連常駐副代表は4日、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の着実な実行は現在、そして今後しばらくの間における、開発分野の最重要課題である」と話し、「協力、ウィンウィンを堅持し、グローバルパートナーシップの最適化」を呼びかけました。
この日、経済問題を議題とする第71回国連総会第2委員会の一般討論が始まりました。呉副代表は席上、「南北協力は依然として世界の開発協力の主なルートである。先進国は発展途上国への援助を約束通りに着実に履行すべきで、とりわけ、アフリカ、最貧国、小島嶼開発途上国への支援を強化させ、その開発レベルを高めていく必要がある」という考えを示しました。
呉副代表はまた、「中国は現在、持続可能な発展アジェンダを全面的に推進しており、発展アジェンダと『第13次五カ年計画』との有機的な結びつけを実現している。中国政府はすでに『2030アジェンダの実施に関する国別プランの中国における実施案』を公布しており、2020年までに、現在の貧困ライン(1人平均年間所得が3000元以下)を下回った5000万人余りを貧困から脱却させることを可能にしており、貧困と飢餓を無くし、婦人・幼児の保健医療や、住宅保障などの分野において目標を繰り上げて達成することを可能にしている」と述べました。
(中国国際放送局)
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