国連安全保障理事会は23日、包括的核実験禁止条約(CTBT)の採択20周年に合わせて、同条約の早期発効を促す決議案を採択しました。
同日の会議では、同決議案は賛成14票、棄権1票で採択されました。決議案は、安保理のCTBTにおける断固とした約束を重ねて強調し、各方面に対し同条約の早期発効に向けていかなる核爆発実験、及びその他の核爆発を行わないよう促しました。
中国の劉結一国連大使は会議後の発言で、「中国側は核兵器の全面的な禁止と徹底的な廃棄を一貫して主張しており、核兵器の先制不使用や、非核兵器保有国と非核地帯に対しては、無条件で核兵器の使用、または核威嚇をしないことを明確に約束した。中国は、最初にCTBTに調印した国の1つであり、終始一貫して同条約の趣旨と目標を断固として守っている」と強調した上で、引き続き各方面と共に、CTBTの早期発効や、核兵器の全面的な禁止と徹底的な廃棄という目標の実現に取り組むため、弛まなく努力していきたいとの考えを示しました。
(中国国際放送局)
関連記事: