英BBCは9月22日、2016年~2017年の「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション世界大学ランキング」を発表した。オックスフォード大学が初めて首位になり、2位はこれまで5年連続1位だったマサチューセッツ工科大学だった。上位200校のうちアジアの大学は19校がランクインしている。中国大陸からは52校がランクインしており、北京大学が29位、清華大学が35位だった。
今回のランキングではアジアの大学が引き続き上昇している一方、ヨーロッパの大学の順位は上げたり下げたりだった。同ランキングを監修するPhil Baty氏は、「アジアは良好な教育地域に変わっている。特に中国だ。ヨーロッパとは対照的だ」と述べる。
今回のランキングでは、ランクインした中国大陸の52校のうち北京大学が首位。昨年の42位から29位に急上昇した。清華大学も昨年の47位から35位に順位を上げた。
香港からは6校がランクイン。うち5校が上位200校に入った。43位の香港大学が香港地区で首位だった。
台湾からは26校がランクイン。うち台湾大学は195位で、残りは上位200校に入ることはできなかった。
アジアの大学の状況を見ると、全体的に上昇傾向が続いている。今回上位200校に入ったアジアの大学は4校増加した。シンガポール国立大学がアジアで最高の24位だった。
アメリカの大学は148校がランクインし、うち63校が上位200校に入った。アメリカの大学で最上位だったのは2位のカリフォルニア工科大学だった。
ヨーロッパでは、スイスのチューリッヒ工科大学が2年連続の9位。ドイツの大学は41校がランクインしており、うち9校が上位100校にランクインした。オランダの13校は、全てが上位200校に入った。
順位を下げた大学もある。フランスの大学でランクインしたのは27校あったが、その3分の1が順位を下げている。ランクインしたイタリアの29校のうち、半分が順位を下げている。
中欧と東欧の大学も芳しくない。チェコは上位600校で1校のみだった。昨年は6校がランクインしていた。ルーマニアでは4大学が順位を下げた。
「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」は、教育と研究、そして国際展望(留学生と外国人教師の数)を基準としながら、全世界で最も良い大学980校をランキングしている。
(チャイナネット)
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