経済観察：中国の開放的な度量の広さは世界から賞賛される

   新華網北京9月22日 中国国務院の李克強総理は現地時間２０日午前に、ニューヨークの滞在先のホテルで、米国の経済、金融、シンクタンク、メディアなどの各界の関係者と対談し、中米関係及び経済貿易協力などの共通に関心を寄せる課題について、双方向の交流を行った。

  中米関係、対外開放、グローバル化などの重大な問題をめぐり、李克強総理は重要な情報を発信し、対外協力に向けた誠意も伝えた。多数の国の専門家と学者は、李克強総理は高所から遠を見渡し、思考が深く、その見識の広さは中国政府の開放的で協力的な度量の広さ、改革精神と柔軟性のある気概を十分に体現しており、各国はこれを参考とし、模倣する価値があるという見方を示した。

  中米関係について、李克強総理は次のように指摘する。中国と米国はそれぞれに最大の発展途上国及び先進国として、安定した政治関係と緊密な経済貿易関係を維持し、発展させてきた。また、これは両国の人民の根本的利益と合致するだけでなく、世界の平和、発展及び繁栄にとってもプラスになる。

  これに対し、元米国通商代表部代表のカーラ・ヒルズ氏は、李克強総理は世界第一及び第二の経済体として、米中両国の協力の強化は、双方が受益者になるだけではなく、その恩恵を世界に還元することもできると明確に表明したと述べた。

  シンガポール、ロングス（Longus）研究院の許振義院長は、まさに李克強総理が語ったように、中米は世界でその一挙手一投足が重要な役割を果たす２つの大国として、互いに競争し、互いに協力するが、協力は競争より多く、利益の共有は利益争いより多いと指摘した。

  李克強総理は次のように述べた。中国が開放する大きな扉はますます大きくなり、開かれた扉が閉じることはない。我々は政府の簡政放権（行政の簡素化・下部への権限の委譲）などの改革を継続して大いに推進し、知的財産権保護を重視し、外国企業の対中投資のために、より緩やかで便利なビジネス環境を創設する。

  ヒルズ氏は、李克強総理の談話は、中国政府の投資環境の改善、中米の相互信頼の増進、国際貿易協力の推進などにおける中国の立場を鮮明に示したと述べた。

  李克強総理はまた、次のように述べた。グローバル化に伴う利益の共有、また各国が比較的優位性のある役割を十分に発揮したことにより、人々の生活はさらに素晴らしいものになった。中国は自由貿易を揺るぎなく擁護する国であり、我々は世界貿易機関（ＷＴＯ）の枠組みのもとで、貿易の自由化を推進することを断固として支持する。

  これを受けて、許振義院長はまさに李克強総理が指摘したように、経済グローバル化の特徴が開放され、連動するほど、イノベーションが実現し、協力とウィンウィンの火花を放ち、各国の差異性は協力を阻害するのではなく、その原動力になることができると述べた。

  一部の専門家と学者はグローバル化が紆余曲折に遭遇するときに、中国は著しい開放の気概をアピールしたが、それは中国国内の経済改革の成功例と密接に関係するとの見解を示した。

  （参加記者：金旼旼、傅雲威、王乃水、包雪琳、李穎.、魏良磊、高攀、胡小兵、唐志強、江宇娟、王家輝）