中国とインドは13日、ニューデリーで新たなラウンドの軍縮協議を行いました。協議は、中国外務省軍縮局の王群局長とインド外務省軍縮・安全保障局のアマンディープ・ギル局長が主宰しました。
双方は踏み込んだ意見交換を行い、インドが注目する原子力供給国グループ(NSG)の増員をめぐっては、中国側はNSGの関連討議の状況や、中国が持つ原則と主張を伝えました。
中国は、核拡散防止条約(NPT)の未加盟国がNSGに加入する問題について、二段階に分けて解決するべきだとしています。第一段階では、協議を通じて、分け隔てなくすべてのNPT未加盟国に適用できる解決案を出し、第二段階として未加盟国の加入を検討するという構想です。中国側は今後、この考えをNSG内において積極的に主張していくということです。
中国とインド双方は「NPT未加盟国のNSGへの加入については、NSGメンバー全体で協議し、合意する必要がある」との認識で一致しており、二国間の協議を、グループの協議に役立てるべきだとしています。
(中国国際放送局)
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