ノーベル医学 生理学賞を受賞した屠呦呦氏の研究チームのメンバー、中国中医科学院アーテミシニン研究センター研究員の廖福竜氏は5日、アーテミシニンの研究に新たな進展があったと発表した。研究により、青蒿にアーテミシニン以外の抗マラリア成分が含まれることが分かった。新華社が伝えた。
廖氏は広東省恵州市羅浮山で同日開かれた第3回中医科学大会において、「屠氏とそのチームはアーテミシニンに関する科学研究を実施した。最近の成果によると、青蒿にアーテミシニン以外の抗マラリア成分が含まれており、マラリア治療の新たな方法を提供する可能性がある。チームはアーテミシニンの薬効の研究を強化し、アーテミシニンに含まれる抗マラリア活性を持たない天然成分が、実験中のアーテミシニン抗マラリア薬効を高めることが分かった。青蒿の多くの成分はアーテミシニンの体内での過程を変え、生物の利用度を高めることができる」と報告した。
廖氏によると、アーテミシニンの効果はマラリア治療だけではなく、抗ウイルス、免疫抑制、抗腫瘍、抗菌 抗カビ効果など多くの研究すべき点がある。
(人民網日本語版)
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