旅行予約サイト携程旅行網傘下の旅行グルメブランド・食美林がこのほど発表した「2016年携程ユーザー海外旅行外食ニーズ分析報告」によると、現在、旅行者の海外での外食サービスに対する需要が非常に大きくなっている。中国人が海外で何を食べるかを決める際には、その土地ならではの特色があるかを重視する、一人あたり平均消費額が高めといったさまざまな特徴がみられるという。「北京商報」が伝えた。
データをみると、1980年代生まれ(80後)、90年代生まれ(90後)が徐々に海外旅行の主役になり、ツアーより自由旅行を好む傾向にある。ビッグデータの分析によれば、海外旅行者のうち、30~39歳が最多で24%を占め、次が20~29歳で20%だった。海外旅行者の若年化、分散化を受けて、海外外食消費ニーズの伸びがある程度牽引された。16年上半期には、海外レストラン情報の若いビジターによる閲覧件数とコメント件数の増加が目立ち、日本・東京のレストラン情報ではコメント件数が50%以上増加した。これは中国の海外旅行者の外食ニーズが急速に増加していることを側面から映し出すものであり、人気のある都市の「現地の特色を備えたグルメ」というのが、海外旅行者の情報検索で頻出するキーワードだ。
海外旅行者の外食消費の水準が上昇している。携程のデータ統計をみると、現在、海外旅行客が外食にかける金額は国内での消費水準を上回るのが一般的で、一人あたり100~300元(1元は約15.5円)が全体の60%以上になる。一番人気があるのは一食あたり150元前後の店だ。ここからわかることは、中国の経済水準の向上にともない、中国人の消費観に変化が生じ、海外旅行者の現地での外食消費もバージョンアップしているということだ。
(人民網日本語版)
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