新華網北京9月1日(記者/趙楠)中国外交部は31日、李克強総理の東アジア協力指導者シリーズ会議に出席並びにラオス訪問について中外メディアブリーフィングを開催し、外交部の劉振民副部長が関連状況を説明し、中外記者に質問に回答した。
劉振民副部長は次のように述べた。李克強総理は9月6日から9日にかけて、ラオスのビエンチャンで第19回中国-東南アジア諸国連合(ASEAN)(10+1)首脳会議並びに中国-ASEAN対話関係樹立25周年記念サミット、第19回ASEAN・中日韓(10+3)首脳会議、第11回東アジア首脳会議(EAS)に出席し、ラオスを公式訪問する。李克強総理の今回の訪問は中国の周辺外交における重要な行動であり、中国-ASEAN関係を進化させ、東アジア地域の一体化のプロセスを推進し、地域の平和と安定を擁護するために重要な意義がある。
10+1首脳会議並びに中国-ASEAN対話関係樹立25周年記念サミットへの出席について、劉振民副部長は、ASEANは東アジア協力の中心であり、中国の周辺外交における優先的な方向だと述べた。
李克強総理は会議で双方関係の発展の成果を全面的に振り返り、「2+7協力の枠組み」の着実な実施を継続的に推進し、政治の安全と経済貿易協力を強固化し、深化させると同時に、教育と観光を優先的な方向とし、人文交流が双方の関係の新しい支柱になるようにし、双方の協力のために新しいエネルギーを注入するように提案する。中国側はASEANに対する善隣友好協力政策を再び言明し、中国が従来と変わらずASEANの共同体建設を支持し、ASEANの地域協力における中心的地位を支持し、ASEANが国際地域事務においてより大きな役割を発揮することを支持すると強調した。
10+3首脳会議への出席について、劉振民副部長は次のように述べた。10+3協力は東アジア経済共同体を建設し、東アジア協力を推進する主なチャネルであり、来年は創立20周年を迎える。今年に入り、10+3協力は財政金融、食の安全などの分野でポジティブな成果を収めた。
李克強総理は会議で各方面の投資拡大を推進し、メカニズムの未来の発展方向をより一層、明確化する。金融の安全、貿易の投資、農業の貧困削減、相互連結、生産能力及び人文分野の協力を重点的に強化し、一連の10+3及び東アジア協力がより大きな発展を遂げるように推進し、東アジア経済共同体の規定の目標を共同で邁進することを提案する。
今年は東アジア首脳会議の20年目となる節目の年だ。李克強総理は会議で、中国の東アジア首脳会議の未来の発展方向に対する見解を紹介し、また、サミットの戦略的フォーラムとしての位置付けを堅持し、ASEANの主導、協議の一致、各国の快適度などに配慮する原則を堅持し、各国による「『プノンペン発展宣言』行動計画」の継続的で着実な実施の推進、6つの重点分野の協力の推進、経済発展及び政治の安全「二輪駆動」の堅持、サミットの健全で安定した発展の促進を強調する。
ラオス訪問について、劉振民副部長は中国とラオスは「良き隣人、良き友人、良き同志、良きパートナー」であり、両国の人民との間の友誼は悠久の歴史がある。今年は中国とラオスの国交樹立55周年だ。55年にわたり、双方の共同の努力のもとで、中国とラオスは全面的な戦略的パートナーシップが日益しに深化している。
李克強総理の今回の訪問は、新時期における中国とラオスの全面的戦略パートナーシップの推進に重要な意義を持つ。両国の指導者は、新時期の協力の推進及び共通に関心を寄せる問題について、深く意見を交換し、重要な共通認識を得る。双方は一連の協力文書に署名する。
(新華社より)
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