新華網北京8月18日 8月のリオデジャネイロ。時空が大幅に圧縮されたモバイルインターネット時代に、オリンピックの聖火は南米大陸を照らすだけでなく、地球村の住民たちの心の中でも熱く燃えている。
「一つの新しい世界」となるリオ五輪は人類が熱心に求める夢を表明している。開会式で一粒の柔らかい種子が土壌の中から発芽した情景は、多くの人に深い印象を残した。土を突き破り、上に向かって急速に伸長し、生命のエネルギーが勢いよく放出される。種子を撒き、希望を収穫し、世界を変える期待を寄せる。世界各地から1万人余りの出場選手が種子と土壌を受け取ったが、それはオリンピックから世界に出した招きだ。即ち、1本の樹木が育つ空間があれば、一粒の種子を撒いて下さいというメッセージだ。リオから出発し、より素晴らしい世界を創造することで、夢を大地に根ざさせ、力強く成長させる。
平和の種子を植え、一つの平穏な世界を共同で追求する。南スーダン、シリア、コンゴ民主共和国、エチオピア代表の10人の選手が五輪史上初の難民代表団を結成した。難民の選手がサイン壁に丁寧に署名し、「平和と貴方が一緒にいることを願う」と書き記すとき、平和は彼らの新しい世界であり、70億人の共同の家にとって最も切実な願いでないはずはない。
成熟した種子を植え、我々はスポーツ競技を超越した精神の成長を収穫し得る。結果に対して、金メダルは唯一の評価基準ではなく、すべての粘り強く戦った選手が拍手と賞賛を勝ち取る。真のスポーツ強国はその国民に健全な身体だけでなく、強大な魂も宿っている。身体を鍛えることはますます多くの国民のライフスタイルになり、成熟し、理性的で開放的かつ寛大な国民の心情が社会の主流の精神になり、一つの向上を求めて止まず自強して息（や）まず、剛健で奮起する中国は未来に闊歩している。
希望の種子を植え、世界は中国の素晴らしさを見届ける。まさに劉長春の子、劉鴻図の「国運が衰退するとスポーツも衰退し、国運が振興するとスポーツも振興する。」という言葉の通りだ。五輪の中国のエピソードは中国の復興史における重要な章節で、素晴らしい輝きを放ち、絶えず書き綴られている。世界に向かって一つの民族が「立ち上がり」から「強くなる」までの苦難に満ちた道のりを描写し、一つの国が平和的な発展を堅持し、人類文明の進歩を推進するたゆまぬ努力を描写している。
我々のこの旋回し続ける青色の星の上にいて、現代の五輪は120年の歴史を刻んだ。今日、この太平ではない世界を前に、依然として人類の頭上に吊るされた戦争というダモクレスの剣を前に、「平和、友誼、進歩」は依然として人類が希望するもので、未来と繋がっているものだ。リオを遠くに眺め、初心を忘れることなく、我々は夢の光を点灯し、戦う意欲を刺激し、偉大な国家を共同で建設し、素晴らしい世界を共同で建設しよう。
（新華社より）
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