新華網リオデジャネイロ8月8日(記者/林徳韧、李錚、沈楠)リオ五輪での初の金メダル争奪戦はこのように終了し、杜麗と易思玲がリオで金メダルを逃し、初の金メダルは他の選手のものとなった。何戸の家に喜びもあれば、何戸の家に憂愁もある。競技場では、勝つ時もあれば必然的に負ける時もある。
中国の伝統的な文化は「初めから優れた成績を上げること」にこだわり、「スタートが良ければ半分は成功したようなものだ」と述べる人もいて、月日が経つうちに「スタート」や「滑り出し」には多くの附加的な意義が与えられてくる。
最初のことはいつも人から覚えられやすいので、最初の金メダルはずっとオリンピックの注目の的になっており、過去のオリンピック大会では、中国選手と監督はいつもひどく緊張していたように思われる。しかし、リオオリンピックで最初の金メダル争いに備えるプロセスの中で、中国チームは以前よりもずっと余裕が出てきたようだ。
中国の射撃チームは強い実力を備えており、中国選手もいつも最初に金メダルを獲得する有力候補だとみなされてきたが、これまでのオリンピックから見ると、最初に金メダルを獲得するという難関は、なかなか容易に乗り越えられるものではないのだ。中国チームは確かに2004年、2012年初の金メダル獲得の好成績を得てはいるが、やはり多くの場合では、最初の金メダルを獲得するために努力した結果は、思い通りには行かないだろう。
最初の金メダルはそれほど複雑に考えることはない。杜麗であれ、易思玲であれ、メダル受賞の際には二人とも満面の微笑みをたたえていた。そんな微笑みが中国選手の自信や余裕を明らかにしており、未来の道程において、それが金メダルよりもずっと重要なことであるかもしれない。
(新華社より)
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