新華網ワシントン8月1日(記者/支林飛)米軍中央司令部(U.S. Central Command)は28日、昨年の7月28日から今年の4月29日に至るまで、米軍がイラクとシリアで発動した対テロ空爆行為により平民14人を死亡させ、また1人を負傷させたことを認めた。
米軍中央司令部はフラッシュニュースで、平民を死亡させた事故は6度にわたる米軍の空爆行為によって起こされたものだ。今年の4月29日、米軍はイラクの都市モースル付近で、過激派組織「イスラム国」(IS)に対する空爆を発動し、平民4人を死亡させたと伝えている。
米政府は海外の対テロ空爆による平民の死傷者数を以前から低く見積もってきた。ホワイトハウスが7月初めに発表した報告書は、2009年から2015年の間に、米国はパキスタン、イエメン、リビア、ソマリアなどで発動した空爆で64~116人の平民を死亡させたと伝えているが、一部の独立調査機関とアナリストは、この報告書が平民の真実の死亡者数を明らかに低く見積もっているとみなしている。
(新華社より)
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