新華網ワシントン7月29日(記者/江宇娟)国際通貨基金(IMF)は27日発表した『グローバルリスク報告書2016年版』は、人民元レートは中国経済の基本面と一致していると述べた。
報告書は次のように指摘している。金融危機以降、中国は外的なアンバランスが大幅に抑制され、経常収支黒字がGDPに占める割合は2007年のピークの10%から大きく低下した。2015年は輸入の伸び率が鈍化したため、経常収支黒字が増加し、GDPに占める割合は3%まで上昇した。
IMF研究部のルイス・キュベデュ主任は中国の経常収支黒字は今後、減少する可能性が高く、このうち為替レート政策と構造改革が重要な役割を発揮すると述べた。報告書はまた、中国経済の海外の需要に対する依存度が徐々に弱まるにつれて、国内消費需要はより一層、増加し、中国の貿易黒字は中期的に次第に減少すると同時に、海外旅行の増加によるサービス貿易の赤字に拍車がかかると予測している。
(新華社より)
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