新華社北京7月28日 中国外交部の陸慷報道官は27日、日本、米国、オーストラリアで共同声明を発表し、南中国海、東中国海問題について記者の質問に回答した際に、中国側は関係国が必ず正しい姿勢で南中国海問題を捉え、対処するように勧告すると述べた。
陸慷報道官は次のように表明した。この裁決は『国連海洋法条約』が権限を与える範囲を超越し、国際法と仲裁の一般的な実践に厳重に違反しており、国際法を代表することはできない。中国側はこの裁決を基盤にしたいかなる主張と行動にも断じて反対する。
陸慷報道官はまた、この期間に日本と米国とオーストラリアは国際法と主張しているが、実際に3カ国は一貫して国際法に対して「都合が良ければ適用するが、都合が悪ければ無視する」という「二重の基準」を採用し、他国に対してとやかく言ういかなる資格もないと指摘した。
陸慷報道官はさらに、次のように述べた。事実上、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)は、『南海各方面行為宣言(DCO)』という地域の規則を早期から制定していた。これらの3カ国がいわゆる声明を発表した日に、中国とASEAN諸国の外相は『宣言』の全面的で着実な実行に関する共同声明を発表し、直接に関係する主権国が交渉と協議を通じて関係紛争を平和的に解決することを再び言明した。
陸慷報道官は「日本、米国、オーストラリアはいずれも南中国海問題の直接の当事国ではなく、我々は関係国が必ず正しい姿勢で南中国海問題を捉え、対処し、また、地域国家が南中国海の平和と安定を擁護する努力を切実に尊重し、アジア太平洋地域の平和と安定及び繁栄のために正しい事柄に取り組むように勧告する。」と述べた。
(新華社より)
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