2016年7月26日、銭江晩報によると、中国浙江省台州市でマンションの敷地内にあるプールに墨汁が流し込まれるというトラブルがあった。問題を起こしたのは、本来プールで遊ぶはずの住人だった。
住人の1人、張さんは「過激なやり方かもしれないが、何もしようとしない管理会社の態度には本当に腹が立つ」と振り返る。張さんによると、昨年の夏は無料で利用できるこのプールに外部から大勢が訪れ、朝から夕方まで「餃子をゆでるような混み具合」が続いた。このため、今年はプールの使用が始まる前に会社側に管理を強化するよう要求。「外部に開放しない」という約束を取り付けたが、状況は変わらないどころか勝手に水泳教室を始める人まで出現したため、最終的に激昂した住人が墨汁を投げ入れたという。
一方、管理会社の関係者は「大きな誤解がある」と述べ、敷地内に入るためのカードを外部の人間に交付したことはなく、「住人の誰かが友人に貸しているのではないか」と指摘。水泳教室については「監視員による活動とも思われる」とコメントした。現在、プールの清掃について管理会社と住人の間で話し合いが行われているが、清掃には2万元(約32万円)かかるとみられている。
(Record China)
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