フィリピン外務省海事と海洋事務センターのエンコミエンダ元事務局長はこのほど記者のインタビューに答え、「アメリカと日本が所謂'常設仲裁裁判所の判決'の遵守を中国に押し付けようとしていることは、完全に地政学的な打算から出ている」としました。
さらに「米日が法治の推進という看板を掲げていることは、その自身の利益に合致していると考えているからだ。その裏には、地政学的な利益という本当の狙いがある」と述べた上で、「日本は南海問題に介入する道筋がないどころか、そもそも介入すべきではない。アメリカがこれまでの数年間、南海仲裁案に非常に大きな影響力を発揮していたのは事実だ」と指摘しました。
(中国国際放送局)
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