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「南海紛争で共通利益を損なわれぬよう」とロシア学者
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2016-07-11 10:01:48 | 中国国際放送局 | 編集: 谢艳

   ロシア科学アカデミー極東研究院のペトロフスキー高級研究員はこのほど、南海問題に関する記者のインタビューに対して、「中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国との間には大きな共通利益がある。南海紛争によりこうした共通利益が損なわれないようにすべきだ」と主張しました。

   フィリピンが中国と係争中の南海問題について、一方的に仲裁を提訴したことを受け、国際常設仲裁裁判所は7月12日に最終判決を行います。これに対して、ペトロフスキー氏は「中国がフィリピンの提訴した仲裁を受け入れず、これに参加しないというのは賢明な対応である。国際法の視点からみれば、この立場には法律上の根拠がある」と表明しました。

   また、アメリカが主張したいわゆる南海の「航行の自由」に対して、氏は「米国の動機には2つの面がある。いわゆる『航行の自由』の主張は商業船舶に関する目的だけではなく、米軍艦が南海で力を誇示する目的も含むものである。南海問題を国際化しないやり方は賢明だ。係争は当事国同士が協議により解決をはかるべきで、ロシアは南海問題の国際化に反対する」と述べました。

 

(中国国際放送局) 

 

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外交部:いわゆる南中国海仲裁案の裁決を基礎とするいかなる国の主張も受け入れない

新華網日本語

「南海紛争で共通利益を損なわれぬよう」とロシア学者

新華網日本語 2016-07-11 10:01:48

   ロシア科学アカデミー極東研究院のペトロフスキー高級研究員はこのほど、南海問題に関する記者のインタビューに対して、「中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国との間には大きな共通利益がある。南海紛争によりこうした共通利益が損なわれないようにすべきだ」と主張しました。

   フィリピンが中国と係争中の南海問題について、一方的に仲裁を提訴したことを受け、国際常設仲裁裁判所は7月12日に最終判決を行います。これに対して、ペトロフスキー氏は「中国がフィリピンの提訴した仲裁を受け入れず、これに参加しないというのは賢明な対応である。国際法の視点からみれば、この立場には法律上の根拠がある」と表明しました。

   また、アメリカが主張したいわゆる南海の「航行の自由」に対して、氏は「米国の動機には2つの面がある。いわゆる『航行の自由』の主張は商業船舶に関する目的だけではなく、米軍艦が南海で力を誇示する目的も含むものである。南海問題を国際化しないやり方は賢明だ。係争は当事国同士が協議により解決をはかるべきで、ロシアは南海問題の国際化に反対する」と述べました。

 

(中国国際放送局) 

 

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