新華網北京6月22日(記者/靳若城)中国外交部の華春瑩報道官は21日の定例記者会見で、中国側は南中国海問題に関するフンセン・カンボジア首相の20日に発表した談話に賞賛と感謝の意を表している。
ある記者は次のように質問した。カンボジアのフンセン首相が20日にカンボジア国家行政学院の卒業式で、南中国海問題をめぐり1時間近く講演した。フンセン首相は、フィリピンが一方的に申し立てた仲裁は政治的な動機から来たもので、カンボジアは支持しないし、関係方面に二国間交渉で食い違いを解決するよう呼びかけている、と表明した。華報道官はこれについてどのようにコメントするのか。
これを受け、華春瑩報道官は次のように述べた。「中国側は昨日フンセン首相のカンボジア国家行政学院の卒業式での演説に賞賛と感謝の意を表しています。」フィリピンの申し立てた南中国海仲裁案について、中国は早くも受け入れず、参与しないという立場を表明した。如何なる人は中国が不法、不公正の仲裁によって生じた如何なる結果を受け入れることに希望を抱かないでください。中国がいわゆる仲裁を受け入れず、参与しないのは、まさしく国際法の尊厳と権威を守るためだ。
(新華社より)
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